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2026年、日本経済新聞で「iDeCo(個人型確定拠出年金)の手数料引き上げ」が報じられました。
「また値上げか…」
そう感じた方も多いかもしれません。
実際、iDeCoは長期運用の商品である以上、“固定コスト”の変化は無視できません。
ただ、今回のニュースは、
「iDeCoはもうやめた方がいい」
という話でもありません。
重要なのは、
「この値上げをどう見るべきか」
です。
今回見直されるのは、iDeCo加入者が毎月負担している「国民年金基金連合会への手数料」です。
| 項目 | 現行 | 改定後 |
|---|---|---|
| 毎月の手数料 | 105円 | 120円 |
| 適用開始 | ― | 2027年1月引落分から |
値上げ幅は月15円。
年間では180円です。
一見すると小さく見えます。
iDeCoは20年〜30年単位で積み立てる制度です。
つまり、
こうした“制度面”の影響を長期間受け続けます。
今回の15円だけ見れば大した話ではありません。
しかし本質は、
「国の制度であっても、条件は将来変わる」
という点です。
最近は、
という空気があります。
ですが、実際には注意点も多い制度です。
これは非常に大きな特徴です。
途中で、
などがあっても、基本的に自由には引き出せません。
「掛金が所得控除になる」
ここだけが強調されがちですが、
出口(受取時)では、
など、かなり複雑な論点があります。
特に50代以降は、
「節税になるから入る」
ではなく、
「出口まで含めてどう設計するか」
が重要になります。
一方で、iDeCoが非常に強力に機能する人もいます。
例えば、
こうした方には、依然として強い制度です。
特に所得控除メリットは非常に大きいため、
税率によっては、実質的にかなり有利な積立になります。
最近はNISA人気が強いため、
「iDeCoとどっちがいい?」
という質問も増えています。
ただ、実際には目的が違います。
| 項目 | iDeCo | NISA |
|---|---|---|
| 最大特徴 | 所得控除 | 運用益非課税 |
| 引き出し | 原則60歳まで不可 | 自由 |
| 柔軟性 | 低い | 高い |
つまり、
「どちらが正解か」
ではなく、
「自分の人生設計にどちらが合うか」
です。
今回の15円値上げそのものは、家計に大きな打撃ではありません。
ただ、
という前提で、
「制度に人生を合わせる」のではなく、
「自分の人生に制度を使う」
という視点は、今後ますます重要になると思います。
iDeCoの毎月手数料は、2027年1月から105円→120円へ引き上げられます。
値上げ幅自体は小さいものの、
を改めて意識させるニュースでした。
iDeCoは強力な制度です。
ただし、
「誰にでも万能」
ではありません。
NISA・退職金・企業年金・老後資金・働き方まで含め、
全体設計で考えることが重要です。
出典:日本経済新聞「iDeCo手数料上げ 月105円→120円、27年1月から」/国民年金基金連合会
この記事を書いた人・編集監修
Hajime Maeda。AFP、実務経験20年。退職金、老後資金、保険、相続、教育費など、家計全体を整理する相談業務を行っています。記事では制度の一般論だけで結論を急がず、実際の家計で確認すべき順番を重視しています。
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