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最近、30代〜40代のお客様から急増している相談があります。
それが、
最近ニュースで金利上昇ってよく聞くので不安です…。
今のうちに固定金利に変えたほうがいいのでしょうか?
という相談です。
今回は、実際の相談内容を元に、
について、FP視点で整理してみます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 奥様 | 33歳・OL |
| ご主人 | 33歳・エンジニア |
| 子供 | 2人 |
| 住宅ローン残高 | 約3,400万円 |
| 現在金利 | 変動0.85% |
| 残期間 | 約29年 |
| 完済予定年齢 | 63歳 |
結論から言うと、
このケースでは、現時点で慌てて固定へ借換する必要性はそこまで高くありません。
理由はシンプルです。
現在の0.85%という金利が、あまりにも低いから。
実際、現在の住宅ローン環境では、
固定金利はかなり上昇しています。
| 商品 | 2026年5月時点の金利目安 |
|---|---|
| 変動金利 | 0.85% |
| フラット35 | 約2.8% |
| 三菱UFJ 10年固定 | 約3.1% |
| 三菱UFJ 全期間固定 | 約3.6% |
| パターン | 毎月返済額 | 現在との差 |
|---|---|---|
| 現在(変動0.85%) | 約10.6万円 | ― |
| フラット35 | 約14.1万円 | +約3.5万円 |
| 10年固定 | 約14.6万円 | +約4万円 |
| 全期間固定 | 約15.6万円 | +約5万円 |
毎月5万円増えると、
年間60万円。
これが30年近く続く可能性があります。
もちろん、
「変動だから安心」
ではありません。
実際、日本はここ数年で、
完全に「金利のある世界」に戻り始めています。
変動金利が今後、
と上昇していけば、
返済負担は確実に重くなります。
| 平均金利 | 総利息(概算) |
|---|---|
| 0.85% | 約420万円 |
| 1.5% | 約760万円 |
| 2.0% | 約1,160万円 |
| 2.7% | 約1,620万円 |
| 3.5% | 約2,100万円 |
つまり、
今後30年間、平均して2.7%以上の金利が続くなら、
フラット35の方が有利になる可能性
があります。
今回の相談で重要だったのは、
「33歳」「63歳完済予定」
という点です。
つまり、
という特徴があります。
これは、
「変動低金利メリットを活かしやすい属性」
とも言えます。
今回のケースでは、
「今すぐ全額固定」
よりも、
という考え方の方が現実的だと感じました。
特に、
変動金利が1.5〜2.0%へ近づく局面では、
改めて固定化を比較検討しても遅くはありません。
住宅ローン相談で大切なのは、
「どちらが得か?」
だけではありません。
こうした
「家計全体」
で考える必要があります。
実際には、
「固定にした安心感」
より、
「毎月5万円増えるストレス」
の方が大きいご家庭も少なくありません。
今回のご夫婦のケースでは、
現在の超低金利メリットを活かしながら、
資産形成と返済余力を確保していく考え方には十分合理性があります。
一方で、
今後の金利上昇局面では返済負担が増加する可能性もあるため、
定期的な見直しは必要です。
住宅ローンは、
「金利だけの話」
ではなく、
その家庭の人生設計そのもの
です。
焦って動くのではなく、
まずは冷静に、
「家計全体」で考えることが重要だと思います。
※金利・返済額は2026年5月時点の一般的な金利水準をもとにした概算シミュレーションです。実際の借換条件・審査・団体信用生命保険条件等により異なります。
住宅ローンと退職後のお金を整理したい方へ
この記事を書いた人・編集監修
Hajime Maeda。AFP、実務経験20年。退職金、老後資金、保険、相続、教育費など、家計全体を整理する相談業務を行っています。記事では制度の一般論だけで結論を急がず、実際の家計で確認すべき順番を重視しています。
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