ブログ

BLOG

相続税の基礎控除はいくら?2026年時点の計算式と注意点

2025.05.22

相続税の基礎控除額、実は知らない人が多い!2026年時点の計算式と注意点

はじめに:「相続税は他人事」はもう古い

「相続税? うちには関係ないよ」と思っていませんか?
実は、2015年の税制改正を境に、相続税の対象となる家庭が急増しています。もはや富裕層だけの問題ではなく、一般的な家庭でも課税リスクが現実のものとなっています。

特に、東京や大阪、名古屋など地価の高いエリアに住む方、あるいは土地や不動産を所有しているご家庭は要注意。
「気づいたら相続税が発生していた」という事態を避けるために、2026年時点の相続税の基礎控除額と、確認しておきたい注意点をわかりやすく解説します。

相続税の基礎控除額とは?仕組みを徹底解説

基礎控除額の計算方法

相続税がかかるかどうかの分岐点となるのが「基礎控除額」です。
この金額以下の相続財産であれば、原則として相続税はかかりません。

2015年以降の計算式は以下の通り:

3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数

具体例で確認しよう

  • 配偶者と子2人 → 3,000万 + 600万 × 3人 = 4,800万円
  • 配偶者のみ → 3,000万 + 600万 × 1人 = 3,600万円
  • 子3人(配偶者なし) → 3,000万 + 600万 × 3人 = 4,800万円

つまり、相続財産の合計額がこの金額以下なら、相続税は発生しません。

2015年改正の衝撃:なぜ今、相続税が身近になったのか?

改正前 vs 改正後:基礎控除額の大幅引き下げ

相続人 改正前 改正後 減額幅
1人 6,000万円 3,600万円 ▼2,400万円
2人 7,000万円 4,200万円 ▼2,800万円
3人 8,000万円 4,800万円 ▼3,200万円

この改正により、これまで非課税だった家庭が相続税の対象に。

国税庁の統計によると、相続税の申告率は:

  • 2014年(平成26年):4.4%
  • 2015年(平成27年):8.0%

と、わずか1年でほぼ2倍に跳ね上がりました。つまり、100世帯中8世帯が相続税の申告が必要な時代に突入したのです。

2026年時点の相続税事情:基礎控除の計算式

2026年5月時点で、相続税の基礎控除は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」で計算します。

税制は将来変わる可能性があるため、相続対策を考える際は、国税庁等の最新情報と個別の財産状況を確認することが大切です。

地域差が大きく影響:首都圏は特に注意

特に注意が必要なエリア:

  • 東京23区(港区・渋谷区・世田谷区など)
  • 大阪市(梅田・難波周辺)
  • 名古屋市中心部
  • 横浜市(港北区・青葉区など)
  • 札幌市・福岡市などの政令指定都市中心部

これらのエリアでは、自宅1件の評価額だけで基礎控除額を超えるケースも珍しくありません。

あなたは大丈夫?相続税のセルフチェック

財産をざっくり評価してみよう

  • 不動産:固定資産税評価額 × 1.1~1.2倍
  • 預貯金・現金:時点の残高
  • 株式・投資信託:相続発生日の時価
  • 生命保険金:500万円 × 法定相続人数まで非課税
  • 自動車・貴金属:市価または買取価格
  • ゴルフ会員権:市場価格

まとめ:「知っている」か「知らない」かが節税の鍵

2015年の相続税改正により、多くの一般家庭が相続税の対象となっています。
「自分には関係ない」と思っている間に、相続財産が基礎控除額を超えている可能性も。

2026年時点も、基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人数」のまま。
早めの財産把握と生前対策が、大きな節税につながります。

  • 基礎控除額を計算してみよう
  • 財産をざっくり評価してみよう
  • 生前贈与や特例を活用しよう
  • 必要に応じて専門家に相談しよう

相続対策は「早ければ早いほど有利」です。今日からでも始められる一歩を、踏み出してみませんか?

関連ページ

退職金・老後資金を整理したい方へ

※本記事は2026年5月時点の国税庁等の公表情報をもとに、一般的な考え方を整理しています。個別の税務判断は税理士等の専門家へ確認してください。



この記事を書いた人・編集監修

Hajime Maeda。AFP、実務経験20年。退職金、老後資金、保険、相続、教育費など、家計全体を整理する相談業務を行っています。記事では制度の一般論だけで結論を急がず、実際の家計で確認すべき順番を重視しています。

出典・参考

個別相談ご希望の方は
こちらからお問い合わせください。