ブログ

BLOG

2025年夏、退職金の運用を見直す絶好のタイミング!金利上昇と新NISAで広がる「賢い資産づくり」

2025.08.19

2025年夏、退職金の運用を見直す絶好のタイミング!金利上昇と新NISAで広がる「賢い資産づくり」

定年を迎え、退職金を受け取った――。
人生の大きな節目を迎えたあなたにとって、「このお金をどう守り、増やしていくか」は、これからの生活の安心を左右する重要なテーマです。

実は、2025年の今、退職金の運用に最適な環境が整いつつあります。
長年の低金利から脱却し、定期預金の金利も上昇。さらに、非課税で投資できる「新NISA」も本格稼働中。
「ただ預ける」時代は終わり、「賢く育てる」時代が始まっています。

この記事では、50~60代の方が迷わず始められるよう、バランスよく、安心して資産を増やすための方法を、FPの視点も交えながら分かりやすく解説します。

1|退職金は「終わり」ではなく「新しいスタート」

人生100年時代。
年金だけでは足りない老後資金を補うのが退職金です。
しかし、「銀行に預けておけば安心」と思っていませんか?

実は、現金のまま持っているとインフレ(物価上昇)で実質的な価値が目減りします。
たとえば年2%のインフレが続けば、10年で約18%の価値が失われます。

退職金の本当の価値は、「取り崩す」のではなく、「次の人生を支える種銭」にすること。
そのためには、適切な知識と信頼できるアドバイスが必要です。

2|2025年、退職金運用の環境が大きく変化

金利上昇で「預けるだけ」でもチャンス到来

2025年、日本でも徐々に金利が上昇。
特に退職金専用の定期預金は、通常より高い金利(例:年0.8~1.2%)が適用されることが多く、一時的な資金の置き場所として有効です。

ただし注意点もあります。高金利が適用されるのは3カ月~1年など短期間のみというケースがほとんど。長期的には物価上昇に追いつけません。

ポイント:
「安全に一時保管」と「長期的な資産形成」は分けて考える。
まずは一部を定期預金で確実に守るところからスタートしましょう。

3|2025年夏に選ぶべき3つの運用戦略

① 退職金専用定期預金で一時保管

こんな人におすすめ: すぐに決められない方・安心して置いておきたい方

  • 元本保証で安心
  • 通常より高い金利
  • 銀行窓口で手続き可能

例:退職金2,000万円のうち、500万~1,000万円を3カ月~1年もの定期預金に。残りは検討しながら運用先を決める。

すべてをすぐに動かす必要はありません。時間をかけて、自分に合った方法を探しましょう。

② 分散投資で「着実に増やす」戦略

退職後の資産運用の基本は「リスクを抑えながら少しずつ成長させる」こと。そのためには複数資産への分散投資が現実的です。

資産区分 配分 金額(2,000万円想定) 目的
安全資産(定期預金・国債) 40% 800万円 緊急時の備え、価格変動リスク回避
国内株式・債券 30% 600万円 成長と安定配当のバランス
外国株式・債券 20% 400万円 グローバル成長・インフレ対策
不動産投資信託(REIT) 10% 200万円 利回り収入、物価連動資産

③ 税制優遇の「新NISA」をフル活用

2024年から本格スタートした新NISAは、退職金運用の強力な味方です。

  • 利益が非課税(最大1,800万円まで生涯非課税)
  • 年間投資枠:最大360万円(つみたて120万円+成長240万円)
  • 非課税期間は無期限。売却後も再投資可能

例:月10万円を全世界株式インデックスでつみたて、余裕資金は米国大型株ETFなどに一括投資。

「少額積立+一括投資」のハイブリッド戦略で、リスクを抑えつつ成長機会を逃さない。

4|退職金運用で押さえたい3つの基本ルール

  1. 一度に全額を動かさない(時間分散を意識)
  2. 生活費は別管理で確保(2~3年分=300~500万円を安全資産へ)
  3. インフレ対策を意識(年2~3%以上の実質リターンを目指す)

5|金融機関・アドバイザーを選ぶ4つの視点

  • 手数料の明確さ: 内容が透明で価値が伴っているか
  • 商品の透明性: 中身を理解できる商品か
  • アフターフォロー: 運用後も相談できるか
  • 専門性と信頼性: あなたの価値観に寄り添った提案ができるか

6|まとめ:退職金は「人生の次の章」を豊かにする種銭

退職金は、ただ取り崩すものではありません。
「健康で、自由で、安心できる毎日」を実現するための最後の投資です。

2025年夏、金利上昇と新NISAという追い風があります。
慌てず、焦らず、でも何もしないのは損。まずは一歩を踏み出しましょう。

ご相談はこちら

※この記事は2025年8月時点の情報に基づいています。投資には価格変動リスクがあり、元本割れの可能性があります。最新の情報を確認のうえ、専門家にご相談ください。

個別相談ご希望の方は
こちらからお問い合わせください。