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選択制確定拠出年金(選択制DC)は、「中小企業にも使いやすい制度」と紹介されることが多い制度です。
確かに、制度そのものは中小企業でも導入できます。
ただし、ここには重要な落とし穴があります。
「導入できる」と「運用し続けられる」は別という点です。
特に、従業員20名以下の会社では、この差がそのまま制度の成否になります。
大企業と違い、中小企業では、
このため、選択制DCのメリット・デメリットが増幅されやすいのが現実です。
選択制DCは、「給与の一部をどう扱うか」という制度です。
つまり、
これらが曖昧なまま導入すると、従業員はこう感じます。
「給料の仕組みが、前より分かりにくくなった」
特に中小企業では、「社長の裁量=給与」という認識が強い場合も多く、制度導入が不信感の引き金になることがあります。
選択制DCは、名前の通り選択制です。
どちらもいて当然です。
しかし実務では、
という雰囲気が出てしまうことがあります。
この瞬間、制度は従業員にとって「会社都合の仕組み」に見え始めます。
従業員20名以下の会社ほど、この空気は一気に広がります。
中小企業で最も見落とされがちなのが、ここです。
この状態になると、数年後に必ずこう言われます。
「結局、よく分からない制度だった」
選択制DCは、
たびに、説明が必要になる制度です。
それを誰が、どう担うのか。
ここを決めていないと、制度は形骸化します。
従業員20名以下の会社にとって、選択制確定拠出年金は、
両刃の制度です。
だからこそ、
「制度として入れられるか」ではなく、「会社として背負えるか」
この視点で判断する必要があります。
次回は、「選択制DCを福利厚生ではなく、人件費設計として考える視点」について整理します。
制度を“続けられる会社”の共通点が見えてきます。
法人向け制度設計のご相談について
選択制確定拠出年金は、中小企業ほど導入前の設計が重要です。
自社に本当に合うのか、従業員にどう伝えるべきか、将来負担にならないか。
その整理からご相談いただけます。
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