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選択制確定拠出年金(選択制DC)は、
「節税になる」
「会社も従業員も得をする」
といった説明だけで語られがちです。
しかし実務では、制度がうまく機能する会社と、そうでない会社がはっきり分かれます。
その違いは、制度の良し悪しではありません。
導入前に、何を理解していたかです。
この記事では、選択制DCを判断するうえで欠かせない4つの視点を整理し、関連記事(①〜④)へ案内します。
「まず何から読めばいいか」を迷わないための地図としてお使いください。
選択制DCには、社会保険料の負担が軽くなるなど、結果として「節税のように見える効果」が出る場合があります。
ただし、それは制度の一面に過ぎません。
選択制DCの本質は、人件費・報酬設計の一部として制度を組み立てることにあります。
この前提を外したまま導入すると、制度は遅かれ早かれ歪みます。
▶ ① 選択制確定拠出年金は「節税制度」ではない|制度が壊れる会社・うまく回る会社の決定的な違い
企業型確定拠出年金(企業型DC)は、原則として会社都合で自由に廃止できる制度ではありません。
それにもかかわらず、現場では
「今はほとんど使っていない」
「制度として残っているが、実質止まっている」
という状態が起こり得ます。
多くの場合、廃止ではなく、拠出停止・新規加入停止などの“形骸化”として表面化します。
導入前に、この現実を想定しておくことが重要です。
▶ ② なぜ「いい制度」なのに、選択制DCが“形骸化”する会社が出るのか|廃止できない制度で起きる5つの現実
選択制DCは、会社側の制度設計だけで評価されがちですが、本質は「従業員ごとに結果が変わる制度」です。
同じ制度でも、
によって、受け止め方が真逆になります。
だからこそ、制度は押し付けてはいけません。
「やる・やらない、どちらも正解になり得る」という説明設計が重要です。
▶ ③ 選択制確定拠出年金で「得をする従業員」と「そうでない従業員」が分かれる理由
選択制DCの導入で「社会保険料が下がる」ことは、確かに分かりやすいメリットです。
ただし、社会保険料は単なるコストではなく、
を支える保険料です。
「下がる=必ず得」という理解のまま制度を選ぶと、後から違和感が残りやすい。
特に“目先の手取り増”だけで判断する場合は注意が必要です。
▶ ④ 社会保険料が下がる=必ず得?|選択制DCで「将来困る人」に共通する考え方
選択制確定拠出年金は、制度として優れているかどうかだけでは決まりません。
重要なのは、
これらを整理したうえで導入できるかどうか。
それが、数年後の評価を決めます。
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