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「選択制確定拠出年金(選択制DC)は節税になりますよね?」
法人向けのご相談で、ほぼ必ず出てくる質問です。
結論から言います。
選択制DCは、節税制度ではありません。
正確に言えば、「節税効果が出る場合もあるが、それを目的に導入すると失敗しやすい制度」です。
この前提を外したまま話を進めると、制度は遅かれ早かれ歪みます。
選択制DCが「節税になる」と言われる理由はシンプルです。
ここだけ見ると、確かに魅力的です。
しかし、問題はその先にあります。
人件費削減や社会保険料対策だけを目的にすると、
結果、不信感が残る。
選択制DCは名前の通り「選択制」です。
しかし実務では、
というケースが非常に多い。
これは制度の欠陥ではなく、設計と運用の問題です。
選択制DCは、給与設計・賞与・退職金・福利厚生・将来の年金と密接につながる制度です。
これを切り離して「とりあえずDCだけ入れる」と、必ず歪みます。
成功している会社に共通するのは、節税ではなく「設計」から考えている点です。
この整理を導入前に終わらせている。だから、制度が長く続きます。
ここを正直に理解していないと、制度は「会社のための制度」になり、結果として誰も幸せにならない。
「この制度は、うちの会社で運用し続けられるか?」
節税できるかどうかは、その次です。
選択制確定拠出年金は、「導入するかどうか」より
「導入していい会社かどうか」の判断が9割です。
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