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老後2000万備えることは無理なんですか?

2019.07.04

老後2000万円、備えるのは本当に無理なのか?

「老後2000万円不足する」
この言葉に、不安を感じた50代の方も多いと思います。

ただし大切なのは、この数字をそのまま鵜呑みにすることではありません。
自分たち夫婦にとって、本当にいくら必要なのかを整理することです。

いきなり飛び出した「2000万円」という数字の正体

2019年6月3日、金融庁は「65歳以上の夫婦世帯では老後資金が約2000万円不足する可能性がある」
という報告書を公表しました。

この報道をきっかけに、SNSやメディアでは賛否両論が巻き起こりました。
炎上とも言える反応もありましたが、私はこの議論が起きたこと自体は意味があったと感じています。

なぜなら、多くの方がこれまで

  • 「老後が不安」と思いながら
  • 具体的な数字を知らないまま
  • 何となく先送りしてきた

という状態だったからです。

2000万円という“具体的な数字”が示されたことで、初めて将来を考え始めた方が増えた
これは決して悪いことではありません。

ただし問題なのは、数字の大きさに圧倒され、

  • 「そんなの無理だ」と思考停止する
  • 結局、何もしない

この流れに戻ってしまうことです。

その前に、ぜひ確認してほしいことがあります。
そもそも、その2000万円は「どういう前提」で計算されているのか?

夫婦で毎月26万円、本当に使いますか?

2000万円不足という試算の根拠は、
夫婦2人で毎月約26万円の支出を前提にしています。

主な内訳を見てみると、次のような項目が含まれています。

  • 食費:約6.4万円
  • 光熱費:約1.9万円
  • 読書・娯楽:約2.5万円
  • その他消費支出:約5.4万円

ここで一度、立ち止まって考えてみてください。


50代以降、夫婦2人で毎月これだけ使うライフスタイルでしょうか?

もちろん、旅行や趣味を楽しむ「ゆとりある老後」は大切です。
ただし、それが毎月8万円近く必要かどうかは、家庭ごとに大きく違います。

この数字はあくまで「平均値」です。
あなたの生活費とはズレている可能性が高い、という前提で見る必要があります。

老後2000万円問題は「人によってまったく違う」

この試算には、次のような前提があります。

  • 夫婦が同じ年齢
  • 住宅ローンは完済
  • 比較的ゆとりのある老後生活

しかし現実には、

  • 退職金制度が手厚い人
  • 退職金がほとんどない人
  • 持ち家の人
  • 賃貸の人
  • 65歳以降も働ける人

条件は家庭ごとに大きく異なります。

つまり、


2000万円で足りる人もいれば、不要な人もいる。
逆に3000万、4000万必要なケースもある。

大切なのは、世間の数字ではなく、
あなた自身の「現在地」と「将来像」を把握することです。

50代夫婦がまずやるべき4つの確認

老後資金を考えるうえで、最初に確認してほしいのは次の4点です。

  • 現在の生活費(月平均)
  • 退職金の見込み額
  • 住宅ローンの残高と完済年齢
  • 公的年金の受取見込み額

特に公的年金は、毎年届く「ねんきん定期便」や
ねんきんネット
で確認できます。

年金収入と生活費を比べて、
毎月いくら不足するのか(あるいは余るのか)を把握する。

ここが分かれば、老後資金の話は一気に現実的になります。

計算してみたけど、これで合っているのか不安な方へ

ご自身で計算してみて、

  • 合っているのか分からない
  • 前提の置き方が不安
  • この先どう備えればいいのか迷う

こう感じるのは自然なことです。

老後資金は、独学で調べ続けるほど時間だけが過ぎていきます。
また、無料相談やネット情報だけに頼ると、不要な金融商品を掴まされるケースも少なくありません。

 

私の個別相談では特定の商品を売るためではなく、
夫婦のライフプラン全体を整理することを目的にしています。

「何から手をつけるべきか分からない」
「老後資金を一度きちんと整理したい」

そう感じている方は、個別相談をご利用ください。

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