老後資金、これで足りるのか不安な方へ
平均や正解では答えが出ない理由
「老後資金は、これで足りるのだろうか」
ふとした瞬間に、そんな不安が頭をよぎることはありませんか。
貯金もある。
年金の見込みも一応わかっている。
大きな浪費をしているつもりもない。
それでも、
なぜか安心しきれない。
この感覚を持っている方は、決して少なくありません。
そして実は、その不安はとても自然なものです。
1|「老後資金はいくら必要か」では答えが出ない
老後資金について調べると、
「2,000万円」「3,000万円」といった数字を目にすることが多くなります。
けれど、こうした数字をいくら集めても、
不安が消えなかったのではないでしょうか。
それは、老後資金の不安が
金額そのものの問題ではないからです。
問題は、そのお金が
いつ・どんな形で・どのくらいの期間必要になるのかを、
自分の状況に当てはめて整理できていないことにあります。
2|「足りそうでも不安な人」と「落ち着いている人」の違い
実際の相談では、次のような方が多くいらっしゃいます。
- 貯蓄はそれなりにある
- 退職金も見込める
- 年金額も把握している
数字だけを見れば、
「老後は問題なさそう」に見える方々です。
それでも、不安が消えない。
一方で、必ずしも資産が多くなくても、
落ち着いて老後を迎えている方もいます。
この違いを生んでいるのは、
お金の多さではありません。
違いはただ一つ。
自分の老後を「数字の流れ」として把握できているかどうかです。
3|老後資金で見落とされやすい3つのポイント
① 収入と支出のタイミングのズレ
年金が始まる時期、
退職金を使い始める時期、
医療費や介護費が増えやすい時期。
これらはすべて、同じタイミングでは起きません。
② 生活費がずっと同じだという思い込み
現役時代と同じ感覚で、
老後の生活費を考えてしまうケースは少なくありません。
実際には、増える支出と減る支出が混在します。
③ 万一の備えを平均で考えてしまう
医療費や介護費は、
平均で考えるほど現実からズレやすい分野です。
4|不安を減らすために必要なのは「商品」ではありません
老後が不安になると、
「もっと運用したほうがいいのでは」
「保険を見直すべきでは」
といった考えが浮かびがちです。
ですが、これらはすべて手段であって、答えではありません。
まず必要なのは、
自分の場合、どこに不安があるのかを整理することです。
老後資金について考える中で、
「老後2000万円問題」という言葉を思い出した方もいるかもしれません。
ただ、この数字は平均的な前提をもとにしたもので、
あなたの老後をそのまま表しているとは限りません。
2025年時点で、老後2000万円問題をどう捉えるべきかについては、
こちらの記事で整理しています。
5|老後資金は「診断」してから考えるものです
老後資金が足りるのかどうか。
それは、ネット検索や平均値では分かりません。
必要なのは、
- 年金の受け取り方
- 退職金の位置づけ
- 貯蓄の使いどころ
- 今後の働き方
これらを一度、数字で並べて整理することです。
ここまで読んで、
「整理は必要そうだけど、相談するのは少しハードルが高い」
そう感じた方もいるかもしれません。
実は、お金の相談に対して
「売られそう」「断りづらそう」と感じるのは、とても自然なことです。
老後資金の不安は、放っておいても消えません
老後資金の不安は、
年齢を重ねるほど、静かに大きくなっていきます。
一方で、一度整理してしまえば、
必要以上に振り回されることはなくなります。
「老後資金、これで足りるのか」
そう感じた今が、
一度立ち止まって考えるタイミングなのかもしれません。
ここまで読んで、
「自分の場合はどう整理すればいいのか」と感じた方は、
一般論ではなく、状況を整理する段階かもしれません。
フィナンシャル・デザインオフィスMAEDAでは、
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