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給料は上がったのに、なぜ余裕がない?エンゲル係数と賃金のズレの正体

2026.02.18

給料は上がったのに、なぜ余裕がない?
エンゲル係数と賃金のズレの正体

「今年はベースアップがあった」
「賞与も少し増えた」
それなのに――

なぜか毎月の残りが少ない。

これが今、多くのご家庭で起きている現象です。

1|年収は上がった。でも貯蓄は減った

名古屋市在住・40代後半ご夫婦。
世帯年収は昨年より+40万円。

「良かったですね」と言いたいところですが、 実際はこうでした。

  • 食費:月12万円 → 15万円
  • 光熱費:+1万円
  • 外食費:自然増

年間ベースで見ると、 物価上昇による支出増は約45万円。

賃上げ分が、ほぼ消えている。

2|なぜこうなるのか

ニュースでは「賃金上昇率3%」と報じられます。

しかし家計に効いているのは、

  • 食品価格の上昇
  • 電気・ガス代
  • 日用品の値上げ

生活必需品ほど上昇率が高い。

つまり、 体感インフレは統計より強い。

3|あなたの家計で起きていること

チェックしてみてください。

  • □ 給料は増えたが貯蓄率は下がっている
  • □ 食費がここ1年で1~3万円増えている
  • □ 旅行や外食を減らしている
  • □ 投資額を減らそうか迷っている

2つ以上なら、 賃金とインフレのズレを受けています。

4|一番怖いのはここ

食費は急に減らせません。

だから削られるのは、

  • 積立投資
  • 老後資金
  • 教育資金準備

短期の安心のために、 長期の安心を削ってしまう。

これがエンゲル係数上昇局面の典型パターンです。

5|具体的な数字で見る

手取り50万円の家庭。

  • エンゲル係数23% → 食費11.5万円
  • エンゲル係数28% → 食費14万円

差は月2.5万円。年間30万円。

10年で300万円。

「なんとなく余裕がない」の正体はこれです。

6|どう考えるべきか

問題は「もっと節約すること」ではありません。

・賃金が上がる前提で支出を増やしていないか
・インフレ前提で貯蓄計画を組んでいるか
・固定費が硬直化していないか

ここを整理しないと、 賃上げは意味を持ちません。

まとめ

エンゲル係数28.6%は、 経済ニュースではありません。

「給料は増えたのに余裕がない」 という違和感の説明書です。

あなたの家計で、 去年より残りが減っているなら、 それは気のせいではありません。

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