ブログ

BLOG

夫婦で「お金の話」が噛み合わない本当の理由

2026.01.19

※YouTubeショートをご覧になって、ここに来られた方も多いと思います。

まず最初にお伝えしておきたいのは、この記事は「答え」を押しつけるものではありません。

夫婦のお金の話が噛み合わない理由を整理し、自分たちで判断できる状態をつくるための記事です。

1|なぜ夫婦でお金の話をすると、空気が重くなるのか

「ちゃんと貯めているのに、なぜ不安になるの?」

「そこまで心配しなくても大丈夫じゃない?」

このやり取り、決して珍しくありません。

多くのご夫婦が、老後資金や将来のお金の話になると、どこかで話が止まります。

理由はシンプルです。

お金の話をしているつもりで、実は“別の話”をしているからです。

2|原因は収入差でも、知識差でもない

相談現場でよく聞かれるのが、

  • 「うちは夫の収入が多いからでしょうか」
  • 「妻のほうが金融知識がないから不安なのでは」

という声です。

しかし、実際には収入差や知識差が原因になるケースはごく一部です。

本当の原因は、もっと根深いところにあります。

3|ズレているのは「お金に何を求めているか」

多くのご家庭で起きているズレは、ここです。

  • 夫:数字が合っていれば安心できる
  • 妻:生活のイメージが見えないと不安

どちらが正しい、間違っているという話ではありません。

そもそも見ているものが違うのです。

夫は「残高」や「計算結果」を見ている。

妻は「暮らし」や「変化への耐性」を見ている。

この前提が揃わないまま話をすると、どれだけ数字を並べても噛み合いません。

4|「平均」や「正解探し」がズレを広げる

ここで多くの方が、さらに状況を悪化させます。

  • 老後2000万円問題
  • 平均的な生活費
  • 一般的な退職金額

これらを持ち出して、「平均的には大丈夫らしいよ」と話を終わらせてしまう。

しかし、平均は安心の材料にはなりません

なぜなら、

  • 住む場所
  • 健康状態
  • 働き方
  • 家族構成

これらが一つ違うだけで、結果は簡単に変わるからです。

5|数字を合わせても、不安が消えない理由

「一応シミュレーションはしている」

「計算上は足りている」

それでも不安が消えない方がいます。

これは計算が間違っているからではありません。

前提を共有していないまま、数字だけを合わせているからです。

  • どんな老後を想定しているのか
  • どこまでを“安心”と考えるのか
  • 何が一番怖いのか

ここを言葉にしない限り、数字はただの記号にしかなりません。

6|まず必要なのは「結論」ではなく「整理」

多くの方が、

  • 正解を知りたい
  • 結論を早く出したい

と考えます。

ですが、夫婦のお金の話においては順番が逆です。

先に必要なのは、考えを整理すること

  • お金に対する価値観
  • 不安の正体
  • 大事にしたい生活

これらを並べて初めて、数字や制度が意味を持ちます。

7|このズレを放置すると、どうなるか

ズレたまま年月が過ぎると、

  • どちらかが我慢し続ける
  • 話題そのものを避ける
  • 定年直前で一気に不安が噴き出す

こうしたケースが少なくありません。

逆に言えば、今の段階で整理できれば、安心感は大きく変わります

8|相談とは「答えをもらう場」ではない

最後に、大切なことを一つ。

お金の相談は、「答えをもらうための場」ではありません。

自分たちで判断できる状態をつくるための場です。

結論を急がなくても構いません。

まずは、夫婦で前提を揃える。

それだけで、話の空気は驚くほど変わります。

まとめ

  • 夫婦でお金の話が噛み合わない原因は、前提のズレ
  • 収入差や知識差の問題ではない
  • 数字より先に、価値観と不安を整理する
  • 正解探しをやめたとき、初めて安心が見えてくる

この記事が、ご夫婦でお金の話をするきっかけになれば幸いです。

※ 無理に結論を出す必要はありません。「整理する」という一歩だけで十分です。

個別相談ご希望の方は
こちらからお問い合わせください。