サイト移行を終えてわかった「本当に重要なこと」
ここまで、サイト移行の背景から、DNS、テーマ、バックアップまで、
少し脇道にそれた内容を連載として書いてきました。
振り返ってみると、今回の移行では、
楽観的に考えすぎた場面、焦って判断を誤りかけた瞬間、
「壊れた」と思い込んだ勘違い、
そして一歩間違えば実害が出ていた工程など、
小さなつまずきの連続でした。
今回はそのまとめとして、
実際に移行を終えて、あらためて感じた「一番重要だったこと」
を整理しておきたいと思います。
1|一番大変だったのは「作業」ではなかった
正直に言うと、作業そのものは想像していた範囲内でした。
一番消耗したのは、
状況が完全には見えない中で、判断を積み重ね続けることです。
・本当にこの理解で合っているのか
・今、触っていい部分なのか、触らない方がいいのか
・進むべきか、待つべきか
常に自分に問いながら進める必要がありました。
これは、金融相談の現場で、
数字だけでは答えが出ない場面と非常によく似ています。
2|「全部を一度に解決しない」ことが、結果的に近道だった
移行作業中、
「ここも直したい」
「せっかくだから改善したい」
という気持ちは何度も湧いてきました。
実際、テーマやデザイン、設定に手を出しかけた場面もあります。
ただ、その都度立ち止まり、
今やるべきことと、後でいいことを切り分ける
判断をしました。
結果的に、
一つずつ問題を処理したことで、
余計な混乱を招かずに済んだと感じています。
これは、家計改善や資産形成でも、
必ずお伝えしている考え方です。
3|「変える勇気」と同じくらい「変えない勇気」
今回の移行で、特に強く感じたのは、
何もしないという判断の難しさでした。
不安になると、人は動きたくなります。
しかし、焦って動くことで、
かえって状況を悪くする場面も少なくありません。
安定している部分は、あえて触らない。
その判断が、全体の安定につながりました。
投資や保険の見直しでも、
「今は動かない方がいい」という選択が、
最善になる場面があります。
4|土台を整える仕事は、目立たない
サイト移行を終えても、
見た目はほとんど変わっていません。
誰かに褒められるような変化でもない。
ただ、
安心して使える状態になった
という実感はあります。
家計や保険の見直しも同じで、
劇的な変化よりも、
「この先、大丈夫だと思える状態」を作ることが目的です。
5|正直、投げ出したくなった瞬間もあった
冷静に進めていたように見えるかもしれませんが、
正直に言えば、
「もう今日はやめよう」
と画面を閉じかけた瞬間も何度かありました。
思ったように進まないことに、
イラっとした場面もあります。
それでも致命的な失敗を避けられたのは、
その場の感情で判断しなかった
からだと思います。
6|完璧に進めることより、大切だったこと
今回の移行で一番強く感じたのは、
完璧に進めることよりも、
壊れない範囲で前に進むこと
の重要性です。
多少の迷いや不安があっても、
戻れる場所を残しながら進む。
これは、人生設計や資産設計でも、
まったく同じだと感じています。
7|なぜ、この話をFPサイトで書いたのか
このシリーズを書いた理由は、
サイト移行のノウハウを伝えたかったからではありません。
私が普段、
どんな考え方で問題に向き合い、
どんな判断基準で選択しているのか。
それを、別の角度から伝えたかった。
ただ、それだけです。
保険や資産形成の相談も、
正解が一つではありません。
だからこそ、
判断のプロセスが何より重要になります。
8|このシリーズは、ここで一区切りです
少し脇道にそれた連載でしたが、
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
次回からは、これまで通り、
保険・資産形成・老後資金・相続といったテーマに戻ります。
ただ、もしこの連載を通じて、
「この人は、問題が起きたときにどう考えるのか」
が伝わったなら、それで十分です。