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バックアップとファイル転送でつまずかなかった実務手順

2025.12.26

バックアップとファイル転送でつまずかなかった実務手順

前回の記事では、テーマやレイアウトが崩れかけた場面と、
そこで「触らない判断」をしたことで致命傷を避けられた話を書きました。

今回は、サイト移行の中でも、
一番地味で、一番リスクが高かった工程──
バックアップとファイル転送について振り返ります。

正直に言えば、
ここは「一歩間違えれば終わっていた」場面がありました。

1|派手ではないが、失敗すると取り返しがつかない

DNSやテーマは、失敗しても「表示がおかしい」で済む場合があります。

しかし、バックアップとファイル転送は違います。

・データが欠ける
・どれが正しい状態か分からなくなる
・戻す場所がなくなる

こうなると、復旧は一気に難しくなります。

だから私は、この工程を
「慎重すぎるくらいでちょうどいい」
と位置づけて進めました。

2|実際に「危なかった」ファイル転送の場面

ファイル転送中、
uploadsフォルダの一部が途中で止まり、
転送完了の表示が出ない状態が続いたことがありました。

画面上はエラーが出ていない。
しかし、終わったとも言えない。

正直なところ、
「このまま待っていれば終わるのか?」
「もう一度やり直した方がいいのか?」
判断に迷いました。

ここで下手に再接続や上書きをしていたら、
データが二重になったり、
どこまで転送できているのか分からなくなっていたと思います。

3|一度止めて、「事実確認」からやり直した

そこで私は、一度作業を完全に止めました。

そしてやったのは、
「進める」ことではなく、
現状を把握することです。

  • 旧サーバー側のファイル数と容量の確認
  • 新サーバー側に転送されたファイル数の確認
  • 途中まで転送されたフォルダの特定

そのうえで、
中途半端な状態のフォルダはいったん削除し、
フォルダ単位で転送をやり直す
判断をしました。

結果的に、被害を最小限に抑えたまま、
正しい状態に戻すことができました。

4|「完璧なバックアップ」を目指さなかった理由

意外に思われるかもしれませんが、
最初から「完璧なバックアップ」を一つ作ることは考えていませんでした。

それよりも意識したのは、
戻れる場所を複数持つことです。

  • サーバー側の自動バックアップ
  • WordPressプラグインによるバックアップ
  • ローカルに保存したデータ

どれか一つが壊れても、
すぐに引き返せる状態を作る。

これは資産管理で、
一つの商品や一つの口座に依存しないのと同じ考え方です。

5|「待つしかない時間」に何もしなかった判断

ファイル転送には、
どうしても待つしかない時間があります。

正直、その間に
「他の設定を先に触っておこうか」
という誘惑は何度もありました。

ただ、ここで別の作業に手を出すと、
状況が一気に分からなくなります。

だから私は、
待つと決めたら、何もしない
を徹底しました。

投資でも、
動かない判断が一番難しく、
そして一番重要な場面があります。

6|つまずかなかった理由は「慎重すぎた」から

振り返ってみると、
バックアップとファイル転送で
致命的な失敗を避けられた理由は明確です。

  • 途中で「おかしい」と感じた時点で止めた
  • 感覚ではなく、数字と状態で確認した
  • 戻れる選択肢を常に残していた

派手さはありませんが、
トラブルを避けるには、
一番確実なやり方でした。

7|次回はいよいよ、このシリーズのまとめです

次回は、このシリーズの最終回として、
サイト移行を終えて分かった「本当に重要なこと」
を整理します。

技術の話を超えて、
今回の経験が、普段の仕事とどう重なったのかをまとめる予定です。

ご興味のある方だけ、最後までお付き合いください。

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