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先週の台風15号では、静岡県牧之原市で竜巻が発生し、住宅被害が報告されました。さらに、一昨日は三重県四日市市で局地的なゲリラ豪雨が発生し、市内の広い範囲で浸水被害が出ています。こうした災害の多発は、誰にとっても「他人事ではない」現実です。
実際、私のお客様でも「川から離れているから大丈夫」と思っていた方が、昨年の大雨で床下浸水となり、火災保険の水災補償があったことで修理費用100万円以上がカバーされたケースがありました。一方で、水災補償を外していた方は自己負担となり、大きな出費に頭を抱えることになった例もあります。
こうした実例を見ると、火災保険は「保険料が安ければよい」というものではないと実感いただけるはずです。
火災保険の値上げは「毎年のように来る台風や豪雨」と直結しています。保険会社の支払い件数は増加しており、全国規模で見ても1件あたりの支払額が年々上昇しています。
さらに、建築費や人件費の高騰で「同じ家を直すのに以前の1.5倍かかる」ことも珍しくありません。
その結果、平均で5〜15%の値上げ。例えば保険料が年間5万円だった方なら、次回の更新で6万円近くになる可能性があるということです。
ゲリラ豪雨や台風による浸水被害は、全国どこでも発生し得るリスクです。自宅の立地や周辺環境をハザードマップと照らし合わせて判断してください。
築20年以上の家で、当時の保険金額のままにしているケースは要注意です。
建築費が高騰しているため、「保険金額が不足して修理費を全額カバーできない」ことがあります。
逆に家財は、子どもの独立などで生活がコンパクトになっているなら、保険金額を下げて保険料を節約できる可能性もあります。
最近特に重要視されているのが個人賠償責任特約。自転車事故やペットによる損害賠償に対応でき、実際に「子どもが自転車で事故を起こして数百万円単位の賠償になった」という事例もあります。
一方で、重複している特約や使う見込みのない特約は整理すれば保険料を抑えられます。
満期の更新時、つい「前と同じでいいです」と言ってしまう方が多いですが、そこに落とし穴があります。
特に「退職を控えて固定収入になる方」にとっては、毎年の保険料負担は家計に直結します。
だからこそ「うちの地域」「うちの家」「うちの暮らし方」に即した見直しが欠かせません。
火災保険は「家を守る最後の砦」です。災害が起きてからでは選び直せません。
特に今年は台風や豪雨被害が相次ぎ、「自分は大丈夫」と言えない状況です。
ぜひ満期の3か月前から余裕を持って、補償内容や保険料を確認してください。
そして、必要に応じて専門家に相談し、無駄なく、かつ安心できる補償を整えておきましょう。
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