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投資・保険・相続は“3階建て”。今の自分に必要なのは、どこを強化すべきか?

2025.07.01

NISAやiDeCoなど、投資の話題が増えてきました。けれども「投資してるから大丈夫」と安心していませんか?

実は、人生設計には「育てる(投資)」「守る(保険)」「受け継ぐ(相続)」の3つをバランスよく設計することが必要です。この3階建て構造が、これからの時代のライフプランの基本となります。

年代によって優先順位は変わる

ライフステージによって、お金に対する課題は変わります。

そこで、今のあなたが「どこを意識すべきか」を可視化したのが、以下の“意識の比率”です。

たとえば「30代は投資7:保険2:相続1」という表現は、「お金の配分」ではなく「考えるべき比重」のイメージです。

年代別|意識の比率と行動のヒント

年代 意識の比率 やるべきこと
30代 投資7:保険2:相続1 積立NISA・iDeCoを活用して長期投資を開始
(出典:金融庁
医療・死亡保障を最低限整備
(出典:生命保険文化センター
親の資産や相続に軽く触れる。
40代 投資6:保険3:相続1 教育費・住宅ローンと並行して投資継続
(出典:総務省 家計調査
収入保障保険などで家族の備えを整える
(出典:各社商品設計)
相続も少しずつ意識。
50代 投資4:保険4:相続2 投資はやや守りに(債券比重へ調整)
(出典:日本FP協会
医療・介護保障を整備
(出典:厚生労働省 医療費統計
生命保険や不動産の名義整理など相続設計をスタート。
60代以降 投資2:保険3:相続5 資産を取り崩す準備へシフト
(出典:金融審議会報告書
医療・介護の備えを維持しつつ、贈与・遺言・生命保険などの相続実行フェーズへ。

保険だけは「健康な今」しか選べない

保険は、健康でなければ入れないという厳しい側面があります。特に50代以降は、持病・通院歴により加入不可や条件付き契約になるケースが非常に多くなります。
(出典:生命保険協会「告知義務に関するQ&A」

そのため、医療保険・がん保険・収入保障保険・死亡保険などの備えは、「元気なうち」に用意しておくことが最も大事です。

よくある誤解

  • 「まだ若いから保険はいらない」
  • 「健康だから入らなくても平気」
  • 「入院なんかしないから無駄」

でも実際は、「必要なときには入れない」のが保険です。

保険は“何もなかった”ことこそが最大の価値

火災保険や自動車保険と同じで、使わないことは「損」ではなく「安心を買った証拠」です。

だからこそ、将来へのリスクに備える手段として、保険は資産設計の大切な柱の一つになるのです。

まとめ|「投資・保険・相続」の順番とバランスを整える

  • 年齢ごとに考えるべき比重は変わる
  • 投資だけでなく、保険と相続の視点を
  • 特に保険は“健康なうち”しか選べない

30代は「攻めの投資」だけでなく、「守りの保険」を仕込む“最後のゴールデンタイム”です。

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