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60歳で退職し、まとまった退職金を受け取ったら、多くの方が感じるのは「嬉しいけど、このお金どう運用すればいいの?」という不安。
3,000万円という大きなお金を、一括で失敗しないために。今こそ“守り”と“育てる”のバランスが大事です。
厚労省の調査によれば、定年退職者の退職金平均額は
一時金のみ:約1,822万円
一時金+年金の併用:約2,283万円
(出典:令和5年「就労条件総合調査」)
3,000万円はこの平均より3〜6割ほど多く、しっかり活用すれば老後資金の柱になります。
退職金は「退職所得控除」という制度で優遇されています。
例:38年勤務(22歳~60歳)の場合
→ 控除額は 2,060万円
→ 課税対象:3,000万円-2,060万円=940万円
→ さらに2分の1されて、課税所得は470万円
実際にかかる税金は10〜15%ほどになるケースが多く、給与よりずっと有利です。
(出典:国税庁「退職所得控除の計算方法」)
① 生活防衛:全体の10〜15%を普通預金に確保
→ 急な出費や病気に備えて、すぐ使えるお金を用意
② 安定運用:50〜60%を国債や債券型ファンドへ
→ 利回りは控えめでも、元本割れのリスクを抑えながら運用
③ 成長投資:20〜30%をNISAや高配当ETFなどへ配分
→ 物価上昇や長寿リスクに備え、世界株などの成長性も組み込む
退職後5年以内に大きな出費(住宅ローン完済、子どもへの支援など)があるか?
年金以外の取り崩しが多いと、65歳以降の介護保険料・健康保険料が増えるケースも
投資は「一括」ではなく「分割」で始めた方がリスクを抑えられる
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