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住所が英数字コードに?|デジタルアドレスが保険・金融業界にもたらす変化とは

2025.05.27

こんにちは。フィナンシャル・デザインオフィスMAEDAの前田です。

2025年5月、日本郵便が新たに「デジタルアドレス」という仕組みを発表しました。
これは、私たちの住所を英数字たった5〜7桁のコードで表せるようにする新しいサービスです。

「なんだか便利そうだけど、私たちにどう関係あるの?」
そんな声も早速届いています。

そこで今回は、**この新しい“住所コード”が保険や金融、そして暮らしの設計にどんな影響を与えそうか?**という視点から、私の考えをお伝えします。

1|契約者情報の“ミスやズレ”が減る未来

保険や証券、銀行などの契約では、住所情報の正確さが重要です。
でも現場ではよくあるんです:

  • 「マンション名の表記が少し違って郵便が戻ってきた」

  • 「引っ越したのに住所変更を忘れて通知が届かない」

  • 「複数の契約で住所がバラバラになっている」

こういった“住所のゆらぎ”を防ぐために、統一されたコードで住所管理ができるとしたら?
ミスやトラブルがぐっと減るだけでなく、複数の契約先の一括更新も、将来的には現実味を帯びてきます。

2|「引っ越し」が“資産整理のチャンス”になる

この住所コード、今後は「引っ越しても使い続けられる」可能性も示唆されています。
そうなると、たとえば:

  • 引っ越しのたびに保険・証券・銀行の住所変更をしなくて済む

  • 子どもが独立した後、住み替えやダウンサイジングを検討しやすくなる

  • セカンドライフでの住まいや生活拠点を柔軟に変えられる

つまり、**「住所に縛られないことで、資産の見直しやライフスタイルの選択が自由になる」**という未来が見えてきます。

3|プライバシー保護と本人確認の両立に期待

「住所を知られたくないけど、荷物は受け取りたい」
「個人情報を必要以上に出したくない」

そんなニーズが増える中、**デジタルアドレスは“本当の住所を開示しなくても機能する”**可能性があります。

これは、特に高齢者や単身者にとって、安心してやりとりができる新しいインフラになるかもしれません。
同時に、保険や金融の本人確認手続きとの相性も今後注目される分野です。

4|「住所をひとつに統合できる時代」の入り口かもしれない

この仕組みがさらに発展すれば、保険や金融だけでなく:

  • 不動産取引(登記や売買)

  • 医療や介護の登録情報

  • 相続時の資産台帳づくり

  • 家族間での資産共有・見守りサービス

といった領域でも、**「1つの住所コードで完結」**する仕組みに発展する可能性があります。

暮らし・資産・手続きを“つなぐ”ハブになるかもしれない。
そんな視点で注目しています。

ご興味のある方へ|まだ始まったばかりだからこそ、今から知っておきたい

この「デジタルアドレス」は、2025年5月に発表されたばかりの新しい取り組みです。
現時点では、本格的な導入事例や検討事例はこれからかと思われます

ですが、こうした技術の登場がきっかけとなって、
これからの「住所のあり方」や「暮らしの拠点」に対する考え方そのものが変わっていくかもしれません。

私の立場としては、
「この制度を詳しく解説する」わけではありませんが、
こうした新しい仕組みがライフプランや資産管理にどのような影響を与えうるか?
その“つながり”を一緒に考えていくことはできます。

気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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